中学受験に挑む子どもにとって、家庭は数少ない「ほっとできる場所」のはずです。ところが親の何気ない一言や行動が、子どもにとって大きなストレスになっていることがあります。
私自身、浜学園に通いながら受験勉強をした経験から、「あの言葉はしんどかった」と今でも思い出すことがあります。
この記事では、中学受験生がイヤ・しんどいと感じる親のやってはいけない言動を6つ紹介します。心当たりがないか、ぜひ確認してみてください。
- 子どもが「しんどい」と感じる親の言動6パターン
- なぜその言動がNGなのか、元受験生目線での解説
- 代わりに親がすべきこと
- お子さんが最近元気がなくなってきたと感じている親御さん
- 中学受験のサポートで何に気をつければいいか知りたい親御さん
- 子どもとの関わり方を見直したい親御さん
親のやってはいけない言動6選

1. 質問・困りごとを邪険に扱う
子どもが「わからない」「困っている」と訴えてきたとき、聞く耳を持たなかったり、怒ったりしてはいけません。
壁にぶつかっているサインに気づいて、乗り越える手助けをしてあげましょう。答えを直接教える必要はありません。「先生に聞いてみたら?」「一緒に質問しに行こうか」というひと言で十分です。
私の場合、親に勉強の質問をすると怒られることが多くありました。今振り返ると、答えではなく「どこに聞きに行けばいいか」を一緒に考えてほしかったと思います。
2. 子どもの苦手を決めつける
「あなたは◯◯が苦手だから」という言葉は、子どもの可能性を狭める呪いの言葉になりかねません。
誰でも得意・不得意はあります。でも、周りが「苦手」と決めつけると、本人にも苦手意識が根付いてしまいます。
私は「あんたは国語が苦手」と言われ続けていました。確かにテストで点が取れない時期はありましたが、社会人になってからは本をよく読むようになり、今こうしてブログも書いています。「国語のここは得意だよね」と得意な部分に目を向けてもらっていたら、もっと早く伸びていたかもしれません。
苦手ではなく、「得意なところ」を見つけて伸ばしてあげましょう。
3. 行き過ぎたマイクロマネジメント
サポートと過干渉は別物です。勉強のスケジュールを細かく管理したり、宿題に付きっきりになったりすることは、子どもの自主性を育む機会を奪ってしまいます。
塾でも時間を拘束されている子どもにとって、家でも細かく管理されることは大きなストレスになります。子どもに任せられることは任せ、勉強そのものは塾に任せる姿勢が大切です。
4. 努力を認めない
結果だけに目を向けて「まだダメだ」と言い続けると、どんなに頑張っても認められないと感じ、モチベーションが下がります。
褒めるときは結果ではなく、過程に注目しましょう。「いい点が取れたね」より「ここまで頑張ってきたから取れたんだね」というひと言が、次の努力につながります。
具体的なモチベーション維持の方法は下記の記事でも解説しています。

5. 人と比べる
兄弟や同級生と比べることは、子どもの自尊心を傷つけます。
小学4〜6年生は脳の発達が著しい時期で、成績が伸びるタイミングには個人差があります。今の成績で他の子と比べることに意味はほとんどありません。
比べるなら他人ではなく「過去の自分」。先月より何が伸びたかを一緒に確認してあげましょう。
6. 子どもに気を遣わせる・過度な期待をかける
「いくらかかっていると思ってるの」という言葉は、子どもを必要以上に追い詰めます。塾にかける費用は親が決めることですから、子どもが負い目を感じる必要はありません。
また、「お兄ちゃんがこうだから、あなたもこうしなさい」という過度な期待の押しつけも同様です。その子にはその子の人生があります。期待を持つこと自体は自然ですが、プレッシャーになるほどかけ続けるのは避けましょう。
親がすべきこと

やってはいけない言動の裏返しとして、親がすべきことは「子どもの目指すことのサポート」です。具体的には次の4点です。
- 勉強のやり方や目標設定のサポート
- 集中できる環境づくり
- 健康的な生活習慣の維持
- 精神的な支えになること

子どもを尊重することと甘やかすことは違います。いけないことはしっかり伝えながら、「今この子はどんな気持ちなのか」を傾聴し、子どもと相互理解を深めることが大切です。
なお、親がやってはいけない言動をしてしまう背景には、「今の塾のサポートに不安を感じている」ケースも少なくありません。子どもに合った塾を選ぶことで、勉強面は塾に任せられるようになり、家庭では精神的なサポートに集中できます。
まとめ
子どもがイヤ・しんどいと感じる親のやってはいけない言動6つをまとめます。
- 質問・困りごとを邪険に扱う
- 子どもの苦手を決めつける
- 行き過ぎたマイクロマネジメント
- 努力を認めない
- 人と比べる
- 子どもに気を遣わせる・過度な期待をかける
家庭は子どもにとって唯一の「安心できる場所」です。親が伴走者として寄り添うことで、子どもは塾でも力を発揮できるようになります。
お子さんと積極的にコミュニケーションをとって、前向きに受験勉強に取り組める環境を作ってあげましょう。

